大邱慶北科学技術研究院(DGIST)が主管する火災現場避難誘導ロボット「HRS-V001」事業は、室内火災現場実験などで製品性能の耐熱性が検証された。従来の防災用ロボットは規模が大きいため維持・補修が難しく、火災の状態がひどい場合は移動が困難などの問題点を補完するため、小型化し、耐火や防水性機能も備えた。カメラと、温度や二酸化炭素量測定用のセンサーを搭載し、火災現況を電送するほか、火災現場に取り残された人には内蔵マイクやランプで脱出路を案内する。
忠北知識産業振興院が主管する看護ロボット「ヘロボット(Hello-Bot)」テスト事業は、10月から清州市の保健所にロボットをテスト設置し、血圧など生体信号測定や遠隔医療相談など中核となる機能が検証された。ロボット自らが動き、患者の脈拍や血圧、体温、心電図などをチェックするだけでなく、ロボットに搭載されたモニターを利用し患者が遠隔映像診療サービスを受けることもできる。
教育用ロボットも、実験集団教育を通じ、ロボットの教育活用機能と満足度が検証されている。ロボメーションが主管するネットワーク基盤のロボットコンテンツ事業は、日本とインドの教育市場に進出する内容の了解覚書(MOU)を締結する成果を得た。
知識経済部は、教育、福祉、安全など7つの分野でロボットの潜在需要を開拓する。事業性と実現可能性が大きいロボットについては、市場検証とテスト事業を通じ、早期の商品化を支援する計画だ。
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