15日JTBC「事件班長」には6か月前からソウルでコインランドリーを運営しているという情報提供者Aさんの事例を紹介した。
Aさんはキオスク(自動決済端末機)にあった現金が何度もなくなったため盗難を疑い、CCTV(防犯カメラ)の映像を確認した。CCTVにはある男子学生が店舗に繰り返し侵入し、40万ウォン(約4万円)相当の現金を盗む様子が映っていた。
Aさんは警察に通報し、被害を防ぐためキオスクに鍵を設置した。約1週間後、Aさんは警察から「犯人を検挙したが、触法少年に該当する。保護者である父親が示談を提案している」という内容の連絡を受けた。
内容を伝え聞いたAさんは示談を選び事件を終結した。しかし示談が成立した後にも男子学生は周期的にコインランドリーに来て5万~10万ウォン(約5000~1万円)ずつ現金を盗んで行った。
男子学生はCCTVに向かってピースするなど挑発するような行動も取っており、大型切断機を利用してキオスクの鍵を壊し、両替機の中の小銭を盗むなど、店舗内の装備の損壊までした。
調査の結果、問題の男子学生は付近の別の無人店舗約10か所でも類似した犯行を行っていたと把握された。Aさんは、「男子学生が警察に捕まった時も、警察ができることは触法少年であるためタクシーのように家に送り届けることしかないと言っていた」とし、「『触法少年』という言葉は何度も聞いていたが、直接被害に遭ってみて本当にできることはないとわかった。法の抜け穴を狙った犯行のようだ」と話した。
その後、Aさんは問題の男子学生を再び警察に通報し、示談しないという立場を明らかにした。
ヤン・ジヨル弁護士は、「男子学生は現在、家庭裁判所に送致されたが、刑事処罰の対象ではないため、このような部分に対する対策を立てる必要があるだろう」と話している。
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