韓国の有名ピアニスト、SNSで自殺を暗示…警察が救助
韓国の有名ピアニスト、SNSで自殺を暗示…警察が救助
有名ピアニストのイム・ドンヒョクさんが自身のSNSアカウントに自らの身辺を悲観し自殺を暗示する内容を書き込み、警察により救助された。

ソウル・ソチョ(瑞草)警察署は16日午前、「イム氏の身辺が憂慮される」という通報を受け、瑞草洞の某所でピアニストのイム・ドンヒョクさんを救助したと明らかにした。

これに先立ち、イム・ドンヒョクさんは同日午前7時34分ごろ、自身のSNSアカウントに自筆で書いた手紙を掲載した。手紙でイム・ドンヒョクさんは、「生涯、演奏家として生きてきながら、重いうつ病に苦しんできた」とし、「生まれつき寂しさを感じやすい性格であるため、もっとつらかったのかもしれない。それで酒に頼ることが多く、酒を飲んで歌ったり踊ったりすることが好きだった。しかし結局は音楽が私の全てだった」と記した。また、「私はやや浅はかかもしれないが、私の音楽はそうではない」とし、「これまで皆さんのおかげで幸せだった。ありがとう。12月16日午前5時35分」と記した。

イム・ドンヒョクさんは韓国のクラシック音楽界で初めて大衆的ファン層を作ったピアニストとして知られている。また、いわゆる世界3大コンクール(エリザベート王妃国際音楽コンクール・チャイコフスキー国際コンクール・ショパン国際ピアノコンクール)を席巻し、世界的な名声を得た。2003年には不公平な判定と不公正な審査に抗議し、ベルギーのエリザベート王妃国際音楽コンクールで3位受賞を拒否し波紋を起こした。

■自殺を防止するために厚生労働省のホームページで紹介している主な悩み相談窓口
●こころの健康相談統一ダイヤル:0570-064-556
●よりそいホットライン:0120-279-338、岩手県・宮城県・福島県から:0120-279-226
●いのちの電話:0570-783-556
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