警察庁特別専門捜査チームは同日、「午前9時から旧統一教会のチョンジョングン(天正宮)など10カ所に対し家宅捜索令状を執行中」と明らかにした。
旧統一教会の違法支援疑惑と関連した警察の家宅捜索は今回が初めてだ。
同日、警察はソウル・ヨンサン(龍山)区の旧統一教会ソウル本部をはじめ、国会のチョン・ジェス(田載秀)議員室と旧統一教会のユン・ヨンホ元世界本部長が収監されているソウル拘置所などでも家宅捜索令状を執行していると伝えられた。
これに先立ち、専門チームは今月11日、チョン・ジェス海洋水産部(部は省に相当)元長官、イム・ジョンソン(林鍾聲)「共に民主党」元議員、キム・ギュファン(金奎煥)「未来統合党(現・国民の力)」元議員らを被疑者として立件し、出国禁止措置を取った。専門チームを構成した直後にユン元本部長のもとを訪れ、約3時間にわたる接見調査も行った。専門チームはユン元本部長が「政治家らに数千万ウォン(数百万円)を渡した」という内容の特別検察官チームの捜査および法廷陳述の信ぴょう性を確認したという。
警察が念頭に置いている容疑は収賄罪や政治資金法違反などだ。政治資金法違反の容疑は公訴時効が7年であるため、2018年に金品を受け取った場合、ことしで起訴可能な期間が満了する。
ただ、賄賂授受の容疑が適用されれば公訴時効が最長15年に延びる。警察は公訴時効の満了前に容疑を適用するため迅速な捜査を続けるとみられる。
一方、警察庁専門チームはミン・ジュンギ特別検察官チームに対する告発も念頭に置いている。野党「国民の力」は今回の疑惑と関連し、ミン・ジュンギ特別監察官チームが与党議員に対し不公平な捜査を行ったとして、ミン氏を職務遺棄の容疑で告発した。
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