12日の教育部の業務報告で韓国古典翻訳院キム・オンジョン院長は、李大統領に対し漢字教育の強化の必要性を提言した。これは以前、李大統領が「大人輩(心が広く寛大な人、の意)という単語は間違っているのに、記者まで間違っている」と指摘したことに対する追加の発言だった。
キム院長は「これは漢字教育を行わなかったために生じた現象だ」と述べ、学生らが李大統領の名前の漢字さえも読めないケースがあると伝えた。
これに対し、李大統領は自身の漢字を例に挙げて、「在明を『罪名』と書く人もいるのではないか」と述べ、笑いを誘った。
ただし、李大統領は漢字教育を制度により強制するには現実的な限界があるという点も指摘した。李大統領は「今はハングルの教育を与えることも難しい状況」と述べ、「その上漢字まで強制的に教えろと言えば大騒ぎになるだろう」と述べた。
一方で「漢字を1800字覚えても、たとえたった1000字だけ覚えたとしても、ほとんどの単語が持つ深い意味を簡単に理解できるだろう」と述べ、「思考能力を育てるのに役立つ」と付け加えた。
李大統領はこの日、冒頭での発言を通じて教育の重要性を重ねて強調した。
李大統領は「教育は誰が何と言おうと韓国の未来のために本当に重要な分野だ」として「国家の教育問題はその国の百年先の未来を設計することだ」と述べた。
さらに「解法を探すのではなく、質問する能力を育てなければならない」と述べ、「誰もが質問さえすれば、答えはAIが相当な実力で答えてくれる。結局、どのように質問するかによって結果が変わる」と述べた。李大統領は「質問とはつまり、個性と創意を語ることだ」と述べ、「われわれ国民にどれだけ創意工夫ができる力を育てることができるかに韓国の未来がかかっている」と強調した。
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