業務報告で発言する李大統領=12日、世宗(聯合ニュース)
業務報告で発言する李大統領=12日、世宗(聯合ニュース)
◇李大統領が企業からの個人情報流出に苦言 「違反時は厳しい制裁を」

 韓国の李在明(イ・ジェミョン)大統領は12日、世宗市で個人情報保護委員会から業務報告を受けた。李大統領は各企業が扱う個人情報が漏洩(ろうえい)する事故が繰り返されることについて「経済的な制裁があまりに弱く、規定違反が日常的に繰り返される」と指摘。そのうえで「規定に違反して国民に被害を与えれば途方もない経済制裁を受け、『会社がつぶれる』と思わせなければならない」と述べた。

◇前海洋水産相ら3人を立件 旧統一教会からの金品受領容疑で

 警察が11日、世界平和統一家庭連合(旧統一教会)から金品を受け取ったとされる田載秀(チョン・ジェス)前海洋水産部長官、与党「共に民主党」の林鍾聲(イム・ジョンソン)前国会議員、「未来統合党」(現・最大野党「国民の力」)の金奎煥(キム・ギュファン)元国会議員の3人を政治資金法違反または収賄の容疑で立件したことが、12日分かった。いずれも容疑を否認しているという。警察の特別捜査チームは立件した3人について出国禁止措置を取った。

◇李大統領支持率56%に下落 旧統一教会絡みの疑惑影響か

 世論調査会社の韓国ギャラップが12日に発表した調査結果によると、李在明大統領の職務遂行について「うまくやっている」と答えた人は56%で、前週の調査に比べ6ポイント下落した。「うまくできていない」と回答した人は34%で、5ポイント上昇した。調査は9~11日に全国の18歳以上の1000人を対象に実施された。韓国ギャラップは「政治家が世界平和統一家庭連合から金品を受領した疑惑について大統領が厳正な捜査を指示したが、与党側の政治家も関係していることが明らかになった。この事案は今週の大統領の職務遂行に対する否定的評価の理由として言及されなかったが、大統領と与党に対する全般的な認識に一部影響を与えたと推定される」と分析した。

◇カンボジア内の韓国人詐欺容疑者 10月から107人送還

 カンボジア現地の詐欺組織により韓国人が監禁被害に遭う事件が多発していることが明るみに出た10月以降、詐欺に加担したなどとして現地から韓国に送還された被疑者の数が107人になった。大統領室の姜由楨(カン・ユジョン)報道官が12日、伝えた。送還されていない被疑者を含めると、11月末時点で154人がカンボジアで検挙されたという。


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