前海洋水産相ら３人を立件　旧統一教会からの金品受領容疑で＝韓国警察

【ソウル聯合ニュース】韓国警察が１１日、世界平和統一家庭連合（旧統一教会）から金品を受け取ったとされる田載秀（チョン・ジェス）前海洋水産部長官、与党「共に民主党」の林鍾聲（イム・ジョンソン）前国会議員、「未来統合党」（現・最大野党「国民の力」）の金奎煥（キム・ギュファン）元国会議員の３人を政治資金法違反または収賄の容疑で立件したことが、１２日分かった。いずれも容疑を否認しているという。

　一方、旧統一教会の元幹部、ユン・ヨンホ被告が教団から金品を供与した政治家として供述した国民の力の羅卿ウォン（ナ・ギョンウォン）国会議員と鄭東泳（チョン・ドンヨン）統一部長官については立件が見送られた。

　警察の特別捜査チームが、立件した３人について出国禁止措置を取ったことも分かった。

　特別捜査チームは、共に民主党関係者に金品を渡したとの証言があったにもかかわらず調査を行わなかったとして、国民の力が尹錫悦（ユン・ソクヨル）前大統領の妻、金建希（キム・ゴンヒ）被告を巡る不正疑惑を捜査する特別検察官チームを職務放棄容疑で告発した事件についてもソウル警察庁から移管を受け、捜査に着手した。