【ソウル25日聯合】造船景気の後退と一部のメーカーの資金難などにもかかわらず、来年は造船業が初めて輸出500億ドルを突破し、全体の輸出品目で1位を占めるという見通しが業界から出された。
 韓国造船協会が25日に明らかにしたところによると、同協会は先ごろ社長団会議を開き、来年の輸出額がことしに比べ23%多い530億ドルに上ると予測した。また、船舶輸出額はことし1~9月の累計で石油製品に次いで2位を記録したが、来年は全輸出額の11.1%を占め1位になると見通した。年初から最近までの品目別貿易収支で1位を達成した造船業は、船舶の国産化率も90%に迫っているだけに、来年もこうした好実績を維持すると予想されている。

 協会関係者は、米国発金融危機に伴う海運市況の急落で造船業種に対する否定的な見解が多く出ているが、これは一部に限られた問題が過剰に取り上げられたもので、堅実な造船メーカーは経営上の問題がまったくなく、契約の取り消しや納期遅延はないと説明した。また、向こう3~4年分の工事量を確保しており、輸出で船舶が占める割合は今後次第に増えるだろうと述べた。

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