前日9万4000ドル台まで反発したビットコイン(BTC)は、現在9万2000ドル台で横ばいとなっている。米国のビットコイン現物ETFが5営業日連続の純流入から一転して純流出に転じたことが、上値を抑える要因となったとみられる。

5日午前9時15分(現地時間)時点のコインマーケットキャップによると、ビットコインは前日比0.94%安の9万2118ドル(約1428万円)を記録した。

米国のビットコイン現物ETFは先月3日、1490万ドル規模の純流出に転じた。機関投資家による安値買いが鈍化したことを示し、市場にも弱気ムードが広がっている。

12月の相場見通しは分かれている。ビットコインが9万5000ドル付近で横ばいになるとする見方の一方で、“サンタラリー”が起きるとの期待もある。

コインデスクに対し、ポール・ハワード・ウィンセント氏(シニアディレクター)は「12月は市場の流動性が乏しく、反発の勢いは限定的だ」と述べ、「年末までビットコインは8万5000〜9万5000ドルのレンジで推移するだろう」と予測した。

一方、コインテレグラフは「レバレッジ縮小と主要サポートラインの突破により、12月中に下落トレンドが転換する可能性がある」と分析した。
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