大統領室報道官室は4日、公示を通じて「李大統領は5日、ソフトバンクグループの孫正義会長と会談し、AIおよび半導体分野の協力やインフラ投資などについて議論する予定」と明らかにした。この席にはカン・フンシク秘書室長やキム・ヨンボム政策室長、ペ・ギョンフン副総理兼科学技術情報通信部長官、キム・ジョングァン産業通商資源部長官などが同席する。
李大統領は6月の就任後、オープンAIのサム・アルトマン最高経営責任者(CEO)、エヌビディア(NVIDIA)のジェンスン・ファンCEOなどの世界のAI業界の大物と相次いで会談を行い、韓国へのAI投資について議論を行ってきた。
孫会長との会談は、李大統領が推進している「韓国のAI3大強国への跳躍」を具現するためのものとみられている。ソフトバンクグループはオープンAIやオラクルなどとともに世界にデータセンターなどのAIインフラを構築する「スターゲートプロジェクト」を推進するなど、AI関連事業を拡大している。データセンターの構築の他にも、半導体関連企業の買収や、独自の電力供給体制の確保を推進している。
李大統領は、孫会長と韓国国内のAIインフラへの投資はもちろん、スターゲートプロジェクトへの韓国企業の参加などについても話し合うものとみられている。これに先立ち李大統領は先月、アラブ首長国連邦(UAE)を国賓として訪問し、約30兆ウォン(約3156億円)規模のUAEスターゲートプロジェクトに韓国企業が参加し、AIとエネルギー関連のインフラを構築することで合意している。
孫会長はこれまでにも韓国のの大統領らと会談を行い、未来の成長産業全般に対する洞察力を共有し、多くの助言を行ってきた。故キム・デジュン(金大中)元大統領は1998年に孫会長に会い、韓国経済を立て直す助言を求め、孫会長は超高速通信網の重要性を強調した。故ノ・ムヒョン(盧武鉉)元大統領と会談した席では、オンラインゲーム育成の必要性を強調し、パク・クネ(朴槿恵)元大統領と会談した際にはモノのインターネット(IoT)・AI・スマートロボット・戦略分野の重要性を強調している。
一方李大統領はこの日、チュンチョンナムド(忠清南道)で道民の声を聞くための会を開く。李大統領は2日、自身のフェイスブックに「忠清南道の心の声を聞く会に道民200人を招待します」というタイトルの文章を掲載し、イベントスケジュールを告知していた。
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