カン・ユジョン(姜由楨)大統領室報道官は同日午後、竜山の大統領室での記者会見で、金氏の辞意が午前中に届き、提出後すぐに受け入れられたことを明らかにした。
また、民間協会の会長人事に大統領室が介入することは適切かという質問に、姜報道官は「(人事介入は)事実ではないためコメントを差し控える。介入は存在しない」と強く否定した。その上で、金氏に対しては「すでに厳重警告措置を発動し、厳しい𠮟責を与えた」と説明した。
イ・ジェミョン(李在明)大統領がこの人事請託メッセージの件に関して指示したかという問いには、「大統領の言葉を直接聞いたり、事実を把握したことはない」と答えるに留まった。
今回の問題は、去る2日に文議員が金氏に、携帯電話のメッセンジャーで、同じ大学出身の特定人物を韓国自動車産業協会の会長に推薦するよう要請し、金氏がそれを受け入れる返信を送る場面がメディアに捉えられたことから発覚した。
文氏はメッセージで、「南局くん、彼は中央大学の後輩で、大統領が知事に出馬された際に報道官も務め、自動車産業協会の本部長も経験している。会長に就く資格は十分にあると思うので、君から推薦してくれないか。私が推薦するとカン・フンシク(姜勲植)室長が難色を示すだろうから、君の方から進めてみてくれ」と要請。金氏は、「はい、承知しました。勲植兄とヒョンジ姉さんに私が推薦します」と返答した。
大統領室は翌3日、公職の綱紀維持の観点から厳重警告措置を発表していた。
同日午後、大統領室は改めて公示を通じ、「金南局デジタル疎通秘書官は本日、大統領秘書室に辞職願を提出し、受理された」と正式に伝えた。
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