ワッカー・ノイソンは「斗山ボブキャットによる大部分の株式の買収に関して、議論を進めている」と明かした。斗山ボブキャットは約63%を買収し、残りは株主を対象と下公開買い付け方式での買収提案を検討しているという。
ただし現時点では、株主により公開買い付けなどが実際に行われるかどうかは不透明な状態だという。
ドイツのミュンヘンに本社を置くワッカー・ノイソンは、1848年に設立された。特に小型の建設機械に注力している。世界35か国以上で直営の販売・サービス法人、ディーラー網を運営。年売上高は20億ユーロ(約3624億7100万円)に達する。
斗山ボブキャットがワッカー・ノイソンの買収を進める背景には、現在北米中心の事業を欧州へと拡大するという方針がある。斗山ボブキャットはチェコに工場を置いているほか、ドイツやフランスにも製品の一部の生産施設を構えている。2025年11月にはドイツ法人を設立していた。
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