韓国のネット通販最大手クーパンで3300万人分を超える顧客情報の流出が明らかになった問題で、単純なセキュリティーの問題だけでなく、韓国の流通産業の問題点が露呈したとの指摘が出ている。今回の情報流出により、クーパンには1兆ウォン(約1050億円)とも予想される課徴金や営業停止などの処分が科される可能性がある。クーパンが急成長を遂げたのは大型スーパーに対する政府の規制、プラットフォームの支配力の拡大、急成長の裏のずさんなガバナンス(企業統治)など構造的な問題が重なった結果と指摘される。
◇難解だった今年の大学入試 満点は5人で昨年の半分以下
先月実施された2026学年度の大学修学能力試験(修能、日本の大学入学共通テストに相当)が昨年に比べ難易度が高かったことが分かった。満点だったのは5人(現役生4人、既卒者1人)で昨年の11人に比べ大幅に減った。特に英語と国語の難易度が高く、入試結果に大きな影響を及ぼすことが予想される。
◇ソウル中心部で逆走して9人死亡 運転手の禁錮5年が確定
昨年7月にソウル中心部の地下鉄市庁駅近くの交差点で一方通行の道路を逆走し歩行者ら9人を死亡させたとして交通事故処理特例法違反の罪に問われた被告の男(69)に対し、大法院(最高裁)は4日、禁錮5年とした原審判決を支持し、刑を確定した。この事故により9人が死亡し、5人がけがをした。
◇李大統領 孫正義氏と5日に面会
大統領室は4日、李在明(イ・ジェミョン)大統領が5日に日本のソフトバンクグループの孫正義会長兼社長と面会し、人工知能(AI)や半導体分野の協力、インフラ投資などについて議論する予定だと発表した。李大統領は韓国を世界トップ3のAI大国にするとの目標を掲げ、オープンAIのサム・アルトマン氏や米半導体大手エヌビディアのジェンスン・フアン氏など巨大IT企業の最高経営責任者(CEO)と相次いで面会し、投資誘致に総力を挙げている。
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