日本の政界の核心的人物である麻生太郎自民党副総裁は、高市早苗首相の「台湾有事時の介入」発言について公然と擁護したことから、日中の対立は再び拡散するものとみられる。

中国が「発言撤回」要求と「経済報復」措置を続ける中、日本国内では「高市首相の発言が “戦略的あいまい性”を崩したのではないか」という懸念が出ている。

麻生副総裁は3日、東京で開かれた派閥会合で「(高市首相が)これまで語ってきた話を具体的に発言しただけなのに何が問題なのか」とし「中国がいろいろ言っているが、聞き流すだけで十分だ」と語ったと、時事通信が報じた。

つづけて麻生副総裁は「大きな問題へと飛び火する事案ではない」として、露骨に首相をかばった。

麻生副総裁は自民党総裁選挙で高市首相を当選へと導いた「キングメーカー」であり、現政権の最大実力者とされている。

一方、高市首相は中国政府が反発している中でも「政府のこれまでの立場を変更したものではない」とし、3日の参議院でも「日本政府のこれまでの立場は1972年の日中共同声明の通りであり、いかなる変更もない」とあらためて強調した。

このような高市首相と麻生副総裁の強硬発言により「日中間の緊張は一層高まる可能性がある」という見方も出ている。

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