オリアリー氏はメディアのインタビューで「FRBが12月に利下げを実施するとは思わない。仮に利下げがなくてもビットコインに大きな波乱はないだろう」と発言。利下げ前提の投資戦略はとらないとも述べ、「依然として経済全体には相当なインフレ圧力が残っている」と指摘した。米国の年間インフレ率は9月に3%まで上昇し、1月以来の高水準となっている。
また「FRBは完全雇用と物価安定という二重の責務を負っている」とし、関税や各種コスト上昇の影響が本格的に出始めているとの見方も示した。一方で、市場はCME FedWatchによると12月利下げの可能性を89.2%織り込んでいる。
一般的に利下げは債券や預金の利回りを押し下げるため、暗号資産のようなリスク資産には追い風とされる。一方、予想外の利上げはビットコイン市場に急落リスクをもたらす可能性も指摘されている。
しかしオリアリー氏は足元の相場について「ビットコインは当面、現在の価格帯で推移するだろう。短期的には上下5%程度の変動があっても、強い上昇要因はまだ見当たらない」との見解を示した。
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