資本市場法違反とあっせん収賄罪については懲役11年と罰金20億ウォン(約2億1000万円)、追徴金8億1144万ウォンを、政治資金法違反については懲役4年と追徴金1億3720万ウォンをそれぞれ求刑した。
金被告は2010~12年に輸入車ディーラー「ドイツ・モーターズ」の元会長らと共謀して同社の株価操作に関与し、8億1000万ウォン相当の不当利益を得た罪や、22年の大統領選で政治ブローカーのミョン・テギュン氏から計2億7000万ウォン相当の世論調査を無償で提供された罪、呪術師のチョン・ソンベ被告(逮捕・起訴済み)を通じて世界平和統一家庭連合(旧統一教会)の元幹部(逮捕・起訴済み)からダイヤモンドのネックレスなど計8000万ウォン相当の金品を受け取った罪に問われている。
特別検察官チームは、金被告が株価操作勢力と共にドイツ・モーターズの株価操作に深く関与したとの見方を示した。また、「宗教団体と結託し、憲法上の宗教分離原則を崩し、民主主義の根幹である選挙の公正性、代議制民主主義という国家統治システムを崩壊させた」と指摘した。
続けて、求刑理由について「憲法の価値を侵害し、犯行を全面的に否認するなど反省の気配がなく、罪質が悪質である点を総合的に考慮した」と説明した。
一方、金被告は最終陳述で「国民の皆さまに大きなご心配をおかけし、心より申し訳ない」と述べ、頭を下げた。
判決公判は来年1月28日に開かれる。
Copyright 2025YONHAPNEWS. All rights reserved. 40

