安圭伯(アン・ギュベク)国防部長官(同部提供)=(聯合ニュース)≪転載・転用禁止≫
安圭伯(アン・ギュベク)国防部長官(同部提供)=(聯合ニュース)≪転載・転用禁止≫
【ソウル聯合ニュース】韓国国防部は3日、来年の国防費が今年より7.5%増えた65兆8642億ウォン(約6兆9800億円)に確定したと発表した。

 政府が国会に提出した予算案では前年比8.2%増だったが審議の過程で4305億ウォン減額された。

 国防部の関係者は、「下士官や軍務員の人件費が減額されたが、実際の人員より多くの定員を考慮して策定した予算であり、執行には問題がない」とし、「(事業予算のうち)落札差額が発生することを考慮して減額されたものがあるが、当初の編成予算に比べ落札価額が低いと予想されるため、予算運用には支障がないだろう」と説明した。

 一方、国会の審議過程で▼軍人の当直費▼引っ越し費用補助▼長期勤続者の総合健康診断費▼ドローン戦士50万人養成――などの予算は増額または新設された。 

 来年の国防費増加率は2019年の8.2%以来、7年ぶりの高水準となった。

 軍事力運営のための戦力運営費は5.8%増の45兆8989億ウォン、軍事力建設のための防衛力改善費は11.9%増の19兆9653億ウォン。 

 北朝鮮の核・ミサイル脅威に備える韓国型3軸体系の予算は21.3%増の8兆8387億ウォンとなる。 

 北朝鮮のミサイル発射の兆候を探知して先制攻撃するキルチェーンに5兆2639億ウォン、発射されたミサイルを迎撃する韓国型ミサイル防衛体系(KAMD)に1兆8126億ウォン、北朝鮮から攻撃された場合に指導部などに報復攻撃を行う大量反撃報復(KMPR)に7121億ウォン、3軸体系支援のための監視・偵察・指揮統制戦力に1兆501億ウォンが投じられる。

 来年の防衛力改善分野の研究開発(R&D)予算は5兆8396億ウォンで、今年より19.4%増加した。


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