記者会見を行う李大統領(大統領室通信写真記者団)=3日、ソウル(聯合ニュース)
記者会見を行う李大統領(大統領室通信写真記者団)=3日、ソウル(聯合ニュース)
【ソウル聯合ニュース】韓国の李在明(イ・ジェミョン)大統領は尹錫悦(ユン・ソクヨル)前大統領が「非常戒厳」を宣言してから1年になる3日、海外メディア向けの記者会見を開き、韓国軍が戒厳の名分をつくるために北朝鮮にビラを配布したとされる疑惑について「(北に)謝罪すべきではないかと考えながらも、ともすればいわゆる『従北』のレッテルを貼られたり政治的理念対決の材料になったりしないか心配で言えずにいる」と明らかにした。

 李大統領は「北朝鮮との緊張緩和のため、国として北朝鮮に謝罪する考えはあるか」との質問に対し、このように答えた上で「なぜ私の心の内をのぞき込んでそのような質問をするのか分からない。心を見透かされたのかとも思う」と述べた。

 李大統領は先ごろ、自身のX(旧ツイッター)で「北朝鮮が韓国に向けてごみなどをぶら下げた風船を飛ばす前に、韓国軍が先にビラ散布などで北朝鮮を挑発した」という趣旨の記事を引用し、「あちこちに隠された内乱行為を放置すればいつか必ず再発する」と言及していた。


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