青瓦台(旧大統領府)で海外メディア向けの記者会見を行う李大統領=3日、ソウル(聯合ニュース)
青瓦台(旧大統領府)で海外メディア向けの記者会見を行う李大統領=3日、ソウル(聯合ニュース)
【ソウル聯合ニュース】韓国の李在明(イ・ジェミョン)大統領は尹錫悦(ユン・ソクヨル)前大統領が「非常戒厳」を宣言してから1年になる3日、海外メディア向けの記者会見を開いた。李大統領は高市早苗首相の台湾有事に関する国会答弁を巡り中国と日本が対立していることについて、「私たちがどちらかの肩を持つことは対立を激化させる要因になる」と慎重な姿勢を示した。

 李大統領は「個人の関係でも国家間の関係でも同じだが、可能な限り共存して尊重し、協力することが望ましい」として、「共通点を見いだすために努力し、協力できる部分を最大限見いだして協力することが望ましい」と表明。「どちらかの肩を持つより、皆が共に共存できるものを探し、可能な領域があれば対立を最小化し、仲裁・調整できる役割があればその役割を果たすことが望ましい」と述べた。

 冒頭発言では非常戒厳を克服した過程に関し、「メディアの役割に感謝している」としたうえで、「各国政府の役割、米国政府の役割も大きかった」との認識を示した。


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