今回の統合は、リップルの企業向け国際決済基盤「Ripple Payments」を活用し、複数市場での支払い機能を強化する形で実現したもの。
RedotPayによると、この機能により、現地銀行口座を持つ認証ユーザーは保有するデジタル資産を迅速にナイジェリア・ナイラ(NGN)へ自動換金し、受け取れるようになる。従来の国際送金は平均6.49%の手数料と1~5営業日の遅延が発生していたことから、今回の仕組みによってユーザー体験が大きく改善されるとしている。
リドットペイ共同創業者兼CEOのマイケル・ガオ(Michael Gao)氏は「実質的に即時でコスト効率の高いNGN送金を実現したことは、大きなマイルストーンだ」とコメント。「ステーブルコイン決済により、デジタル資産を現地通貨のように扱えるようにする」と述べた。XRPを含む暗号資産を送金すれば、数分以内にNGNが指定の銀行口座へ入金されるという。
今回のサービスではUSDC、USDT、BTC、ETH、SOL、TON、S、TRX、XRP、BNBなどをサポートし、今後はリップルのRLUSDにも対応する予定だ。
リップル アジア太平洋地域商業部門統括のジャック・カリーネイン(Jack Cullinane)氏は「今回の提携は、リップルのライセンスベース決済ソリューションが国際送金の複雑性をどのように解決するかを示すものだ」と述べ、「Ripple Paymentsはより速く、より信頼性が高く、費用効率に優れた資金移動を可能にする」と強調した。
今回のサービスはデジタルノマド、フリーランサー、海外勤務者などの若いグローバル人材層を中心に需要が高まると見られており、リドットペイはブラジルレアル(BRL)、メキシコペソ(MXN)に続き、新興市場での展開を加速している。
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