左から尹前大統領、金龍顕・前国防部長官、呂寅兄・前国軍防諜司令官(写真共同取材団、憲法裁判所提供)=(聯合ニュース)≪転載・転用禁止≫
左から尹前大統領、金龍顕・前国防部長官、呂寅兄・前国軍防諜司令官(写真共同取材団、憲法裁判所提供)=(聯合ニュース)≪転載・転用禁止≫
【ソウル聯合ニュース】韓国のソウル中央地裁は1日、一般利敵罪や権利行使妨害罪などで起訴された尹錫悦(ユン・ソクヨル)前大統領と金龍顕(キム・ヨンヒョン)前国防部長官、呂寅兄(ヨ・インヒョン)前国軍防諜司令官の公判準備手続きを開く。

 公判準備手続きは、審理に向けて検察側と被告側の意見を調整し、争点を整理するもので被告人の出席義務はない。

 尹前大統領らは昨年10月、北朝鮮を軍事的に挑発して非常戒厳の口実をつくるため、平壌に無人機を飛ばした疑いが持たれている。

 昨年12月の尹前大統領による「非常戒厳」宣言を巡る外患の疑惑を捜査する特別検察官チームは、無人機が平壌付近に墜落し、作戦や戦力などの軍事機密が北朝鮮に流出したことから、国の軍事上の利益を害したか、敵国に軍事上の利益を与えた場合に適用される一般利敵罪が成立するとみている。

 この日は尹前大統領の妻、金建希(キム・ゴンヒ)被告と最大野党「国民の力」の重鎮、権性東(クォン・ソンドン)国会議員に金品を提供したなどとして逮捕・起訴された世界平和統一家庭連合(旧統一教会)総裁の韓鶴子(ハン・ハクジャ)被告の初公判も開かれる。

 韓被告の保釈の可否を判断する審査も同日行われる予定だ。韓被告は眼科の手術を受けるとして先月4日に勾留の執行停止が認められたが、手術後再び収容され、同月13日に保釈を請求した。 


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