ネイバーが仮想通貨大手ドゥナムを買収、集中から分散へシフト=韓国
ネイバーが仮想通貨大手ドゥナムを買収、集中から分散へシフト=韓国
IT大手のネイバーの傘下のフィンテック企業ネイバーファイナンシャルが、韓国でシェアトップの仮想通貨取引所「アップビット」を運営するドゥナムの株式100%を取得し、子会社化すると発表した。

合併は、ドゥナムの株式1株当たりネイバーファイナンシャルの2.5422618株(1対2.54)の包括的株式交換方式で行われる。株式価格はドゥナムが43万9252ウォン(約4万6800円)、ネイバーファイナンシャルが17万2780ウォン(約1万8400円)。

合併には取締役会の承認後、株主総会の特別決議を経る必要がある。出席した株主の3分の2以上、発行株式の総数3分の1以上の同意が必要だ。両社の株主総会は2026年5月22日、株式交換は6月30日に、それぞれ行われる予定だ。

ネイバーは2024年、年間売上高が10兆ウォン(約1兆円)を超えたが、中核事業である検索の売り上げ比率は2020年の52.8%から2025年7~9月期には35.2%まで下落した。

ネイバーによるドゥナムの買収の中核になるのは、AIとウェブ3の融合を通じたソブリンAIアーキテクチャーの構築だ。中央集中型の構造を持つネイバーは、ドゥナムのブロックチェーン技術を加えてAI時代のリスク要因であるデータ集中を、分散させたい考えだ。

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