「30センチ」飲酒運転した男性、「タイヤが回転しただけ」と主張…処罰は?=韓国
「30センチ」飲酒運転した男性、「タイヤが回転しただけ」と主張…処罰は?=韓国
泥酔状態で約30センチメートルを運転した容疑で裁判にかけられた60代の男性が懲役刑の執行猶予を宣告された。

24日ニューシスによると、インチョン(仁川)地方裁判所は道路交通法違反(飲酒運転)の容疑で起訴された60代のA被告に懲役10か月、執行猶予3年の刑を宣告するとともに、40時間の順法運転講義の受講を命令したと明らかにした。

A被告は昨年1月26日午後11時30分ごろ、仁川市ミチュホル(弥鄒忽)区の道路で酒に酔った状態で乗用車を約30センチメートル運転した容疑で起訴された。

当時のA被告の血中アルコール濃度は0.132%と免許取り消しの水準だった。A被告の車はタイやが先に左側に曲がってから動いたと調査された。

裁判でA被告は、「寒くてエンジンをかけたまま運転席に座っていた」とし、「肩と腕の痛みを和らげるため腕を回して下に下ろしたらシフトレバーに触れてしまった」と主張した。また、「この時、ギアがニュートラルからドライブに動き、ハンドルも回ってタイヤが回転しただけで、運転はしておらず飲酒運転の故意もなかった」と主張した。

しかし裁判部はA被告の主張を受け入れなかった。裁判部は、「この事件でのように車が動くために操作すべきブレーキペダル、シフトレバー、ハンドルなどの装置の数とその程度に鑑みると、A被告が運転の故意を持って車を運転した事実が認められる」と有罪を宣告した。

また、「血中アルコール濃度の数値が高かった点、飲酒運転により3度の罰金処罰を受けた前歴がある点などはA被告に不利な情状」と判示した。

ただ、「飲酒運転した距離が短く、A被告に2004年以降に刑事処罰を受けた前歴がない点などを有利な情状として酌量した」と説明した。
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