G20首脳会議で記念撮影を行う李大統領(前列中央)や各国首脳ら(共同取材)=22日、ヨハネスブルク(聯合ニュース)≪転載・転用禁止≫
G20首脳会議で記念撮影を行う李大統領(前列中央)や各国首脳ら(共同取材)=22日、ヨハネスブルク(聯合ニュース)≪転載・転用禁止≫
【ヨハネスブルク聯合ニュース】中東・アフリカを歴訪中の韓国の李在明(イ・ジェミョン)大統領は23日(現地時間)、南アフリカで開かれた主要20カ国・地域(G20)首脳会議を終え、最後の訪問先のトルコに向けて出発した。

 李大統領は6月に就任後、主要7カ国(G7)首脳会議や国連総会、アジア太平洋経済協力会議(APEC)首脳会議、東南アジア諸国連合(ASEAN)首脳会議、G20首脳会議と続いた慌ただしい外交日程をこなし、今年の多国間首脳外交の日程を事実上終えた。

 李大統領は22~23日に開かれたG20首脳会議に出席。第1セッションで世界の包容成長のための三つの解決策として、▼開発途上国の債務の脆弱(ぜいじゃく)性緩和▼多国間貿易体制の機能回復▼開発協力の有効性向上――を提案した。別のセッションでは気候危機への対応を強化する方針を示し、「人工知能(AI)基本社会」の達成に向けて国際社会に貢献する姿勢を示した。

 また、フランスやドイツの首脳と個別に会談したほか、韓国が主導する中堅5カ国(韓国、メキシコ、インドネシア、トルコ、オーストラリア)による機構(MIKTA)の首脳会合に臨んだ。

 李大統領はトルコではエルドアン大統領と首脳会談し、防衛産業や原子力分野の協力強化について議論する予定だ。

 トルコ訪問で今年の主な外交日程を事実上終える。韓国と中国、日本が3カ国首脳会談を調整しているが、年内に実現する可能性は大きくないとみられる。


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