「カルグクス1人前がこの値段?」···厳しい外食業界の物価高騰
「カルグクス1人前がこの値段?」···厳しい外食業界の物価高騰
ことしソウルにおける外食業界の物価が全般的に上昇した中、最も大幅に上昇したメニューはカルグクスであることが分かった。「麺フレーション(麺+インフレーション)」という新造語が定着するほど麺類価格の上昇が目立ち、サムゲタン·のり巻きなどの庶民メニューも相次いで上昇した。

韓国消費者院(日本の消費者庁に相当)の「真の価格」によると23日、先月におけるソウルの外食人気8品目の平均価格は、昨年12月に比べて3.44%上昇した。このうち、カルグクス(韓国風のきしめん)は9385ウォン(約1000円)から9846ウォン(約1050円)へと4.91%上昇し、上昇率1位を記録した。

これは10年前(6545ウォン,約700円)より50%以上値上がりしたことになる。ミョンドン(明洞)一帯の有名レストランは、すでに1杯1万1000ウォン(約1170円)を超え、1万ウォン(約1060円)時代が現実化した。

サムゲタンは1万7269ウォン(約1840円)から1万8000ウォン(約1915円)へと4.23%値上がりした。ここ数年で着実に上昇し、ことし8月に平均1万8000ウォン(約1915円)台を突破し、土俗村·高麗参鶏湯など一部の専門店は「基本メニュー」も2万ウォン(約2130円)で販売している。

続いて、のり巻き(4.17%)、キムチチゲ定食(3.72%)、冷麺(3.53%)、ビビンバ(3.44%)、ジャージャー麺(3.11%)など庶民メニューも一斉に上昇した。昨年2万ウォン(約2130円)を超えたサムギョプサル1人前(200グラム)の価格は1.93%増加し、相対的に上昇幅は小さかった。

外食業界の物価は材料費と人件費と賃借料、電気·ガス費などのエネルギー費用、輸入原材料に影響を及ぼす為替レートの上昇まで複合的要因により値上がりしている。

値上がりは外食業界だけにとどまらない。ソウルにおける5つの個人サービス料金もすべて値上がりしている。紳士服のドライクリーニングは10.48%値上がりして1万ウォン(約1060円)を超え、女性カット(4.05%)、宿泊費(3.67%)、男性カット(3.07%)、入浴費(1.45%)などの順で上昇率が高かった。

韓国物価情報のクォン·デヒョン先任研究員は、「カルグクス·サムゲタンは下処理と調理の手作業の割合が高いため、人件費の影響を大きく受ける」とし「材料費·電気·ガス·賃借料など複合的要因が外食業界の物価全般を押し上げている」と述べた。
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