李大統領によると、会談では朝鮮半島や中東情勢に関して踏み込んだ議論が行われ、シシ大統領は朝鮮半島の平和共存や共同成長の新時代を開くという韓国政府の努力を高く評価し、全面的な支持を表明した。
李大統領もパレスチナ自治区ガザの停戦と再建、中東和平に向けたエジプトの努力を高く評価し、韓国政府もガザの難民が直面する人道危機の解決へエジプトと協力を続ける意向を表明。両国が国際平和のため連帯していくことで一致したと説明した。
李大統領は両首脳がこの日、包括的経済連携協定(CEPA)の推進に関する共同宣言に署名したことも発表した。両国の経済自由区域の造成や社会保障協定など協力事業を進めることでも合意した。
特に防衛産業分野の協力と関連し、李大統領は会談で「K9自走砲の共同生産に代表される両国の防衛産業協力が今後、軽攻撃機FA50や空対地誘導弾『天剣』などに拡大することを願う」と述べたと説明した。これに対しシシ大統領は「韓国の高い防衛産業技術力を信頼しており、共同生産など互恵的協力がなされることを期待する」と応じた。
教育分野や文化分野に対する内容も発表文に盛り込まれた。
李大統領は両国が「教育協力了解覚書(MOU)」を締結したことも発表。「科学教育・韓国語教育・職業技術教育に加え、各種教育のデジタル転換でも緊密に協力することになるだろう」と説明した。
文化産業については「エジプトは中東の文化コンテンツをリードする国であると同時にKコンテンツの人気が非常に高い国」として、「今回締結した『文化協力MOU』を通じて公演芸術・出版・博物館などの分野で交流を推進することにした」と話した。
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