【ソウル20日聯合】北朝鮮の朝鮮社会民主党関係者は、米国のオバマ次期政権が対北朝鮮政策をどのように展開するのかが重要で、米朝関係の鍵は北朝鮮が握っているとの見解を示した。
 朝鮮社会民主党の招請で5日間平壌を訪問し、前日に帰国した民主労働党の姜基甲(カン・ギカプ)代表と朴昇洽(パク・スンフプ)報道官は20日、国会で訪朝結果説明会を行い、こうした北朝鮮側の見解を伝えた。

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 姜代表らによると、北朝鮮側の中核関係者は北朝鮮に向けたビラまき問題に言及し、「キャンドル集会を制止できるくらいだから、ビラまきも中止させられるのではないか」と韓国側の措置に疑問を呈するとともに、北朝鮮の強硬措置は強まると話した。また、韓国が国家保安法で思想の自由を持つ市民を敵対視し、統一運動を行う市民を拘束することをみると、南北共同宣言(2000年)と南北首脳宣言(2007年)に対する実践意志がないものと見ざるを得ないとする、朝鮮社会民主党の金英大(キム・ヨンデ)中央委員長の話も伝えた。

 姜代表らは開城工業団地事業の円滑な履行などを強調しようとしたが、北朝鮮側は冷え込んだ南北関係を事案別には処理できないとの立場を表明。韓国が南北共同宣言と南北首脳宣言を履行してこそ、まとめて解決できるとの姿勢を明らかにしたという。

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