虐待を受けた子どもの家庭環境を見ると、1人親家庭の子どもが1万3887人で47%を占めている。父子家庭(9629人)が母子家庭(4258人)の倍以上多い。両親のそろっている家庭の子どもが7541人、再婚家庭の子どもが2310人、親戚・姻戚に保護されている子どもが1894人、多世代同居家庭の子どもが1262人などだった。
児童虐待は毎年増加傾向にあり、過去7年間で2.7倍に増えた。2001年は2105人だったのが、2478人、2921人、3891人、4633人、5202人と推移し、昨年は5581人に達した。ことしは上半期だけで2733人を数えている。この間、虐待が原因で死亡した子どもは60人に及んだ。最も多いのは0歳児で15人。虐待類型は、経済、教育、医療面での放置が最も多いが、情緒的虐待や身体的虐待も多く見られる。
保健福祉家族部関係者は、児童虐待事件が発生した際の捜査権限強化、親権制限方法の具体化とともに、子どもを虐待した直系尊属をいつでも告訴・告発できるよう関連法を早期に改正する考えだ。
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