エルサルバドル、1090BTC追加買い入れ···IMFプログラム履行をめぐって再び問題視
エルサルバドル、1090BTC追加買い入れ···IMFプログラム履行をめぐって再び問題視
エルサルバドル政府が約1億ドル(約156億円)相当のビットコイン(BTC)1090個を新しく買い入れたと明らかにし、IMF(国際通貨基金)との融資協約で約束した「ビットコインエクスポージャー制限」の条項を守っているかに対する疑問が再び提起されていると、18日(現地時間)に「コインテレグラフ」が報道した。

エルサルバドルは世界で初めてビットコインを法定通貨として採択した国だが、同時にIMFとの140億ドル(約2兆1830億円)規模の融資プログラム条件により、公共部門のビットコイン保有拡大を制限することを約束している。それでも、エルサルバドルのビットコイン局(Bitcoin Office)が公開した資料によると、政府は11日に1090BTCを新たに買い入れ、保有量を7474BTC以上に増やした。これは2024年12月18日にIMFと協約を締結した当時に保有していた5968BTCから大きく増加した数値だ。

今回の買い入れはさらに議論を呼んでいる。IMFは7月に発表した報告書でエルサルバドルが融資プログラム承認以降、新しいビットコインの買い入れをしなかったと明らかにしていたためだ。しかし、政府の発表はこの主張と相反する。

現在の時点で、エルサルバドルのビットコイン保有量の価値は約6億8300万ドル(約1兆円)の水準と評価されている。ビットコインが10月初めに、過去最高値である12万6000ドル(約2000万円)から約28%下落し、9万6000ドル(約1500万円)台まで下がったにもかかわらず、政府は引き続き買い入れを続けていることが分かった。
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