両首脳は宣言文で、韓国とUAEが原発分野の協力、韓国軍アーク部隊のUAE派遣などで協力関係の重要な里程標を立て、宇宙産業の協力でも重要な成果をあげたことを再確認した。これまで築き上げた信頼と相互尊重、連帯の精神を土台に両国の特別戦略的パートナー関係を不可逆的なものに強化することで一致した。
宣言文には産業分野別の具体的な協力策も盛り込まれた。
原発産業では韓国が受注したUAEのバラカ原発の事例が取り上げられた。両首脳は、「バラカモデル」を拡張し、世界市場への共同進出を模索するとともに、「包括的戦略エネルギーパートナーシップ」の下、人工知能(AI)を基盤とする原発の効率性向上や人材育成などで力を合わせることを申し合わせた。
代表的な未来産業のAI分野では、AIデータセンターの共同設立・運営、「グローバルAIスマート港湾プロジェクト」などを検討する。
国防・防衛産業分野では、単なる武器販売を超え共同開発や現地生産などで協力の水準を引き上げる。
製薬、デジタル医療機器、再生医療の分野での共同研究・投資の促進に向けた「K(韓国)メディカルクラスター」の設立の協議を進めるなど、保健医療協力策も宣言文に盛り込まれた。
教育・文化・人的交流に関する論議も含まれた。
両国は青年インターンシッププログラムなどで次世代人材の交流を拡大するほか、UAEを文化・観光のハブとし、両国国民の絆を強化していくことにした。
特に、UAEに韓国文化や韓国コンテンツなど韓流産業の拠点となる「Kシティー」を造成し、協力事業を積極的に発掘する。
このほか両首脳はUAEとセネガルが来年共催する「国連水会議」について、韓国とUAEの水技術と革新的な成果を拡大する機会になると評価し、協力強化を約束した。
これらの協力の促進に向けては高官レベルで定期的に意思疎通を行い、共同プロジェクトを発掘していくことで一致した。韓国外交部に別途のタスクフォースを設置し、合意事項の履行状況を点検する。
両首脳は未来の世代のための平和と繁栄の遺産を築き上げるとともに、頻繁に会って両国の特別戦略的パートナー関係を深めるための意思疎通を行うことも申し合わせた。
Copyright 2025YONHAPNEWS. All rights reserved. 40

