首脳会談する李大統領(左)とムハンマド大統領=18日、アブダビ(聯合ニュース)
首脳会談する李大統領(左)とムハンマド大統領=18日、アブダビ(聯合ニュース)
【アブダビ聯合ニュース】アラブ首長国連邦(UAE)を国賓として訪問している韓国の李在明(イ・ジェミョン)大統領は18日(現地時間)、UAEのムハンマド大統領と会談した。李大統領は会談で「兄弟の国に来て心が安らかで幸せだ」とし、「確固たる信頼と尊重、そして兄弟の精神を基に、今後いかなる外交状況の変化があっても揺らぐことなく、(両国関係を)堅固に発展させることを願う」と述べた。 

 また韓国の原発初輸出がUAEのバラカ原発だったことや、韓国からUAEに派遣されているアーク部隊などに触れ、両国の協力関係が強固であることを強調し、「今回の訪問を機に両国の協力関係がより広く、深く、特別になることを願う」と述べた。 

 李大統領はUAEが建国100年となる2071年までに「世界最高の国」として認められるための遠大な計画を発表したと承知しているとし、韓国はこの道のりをともに歩む核心パートナーと強調した。

 ムハンマド大統領は李大統領に対し、就任後初となる中東訪問の最初の国にUAEを選んだことをうれしく思うと述べた。

 また自身の父である前大統領がアブダビ島と本土をつなぐ橋の建設業者に韓国企業を選んだとし、その橋のように両国をつなぐものは多くあると述べ、協力強化の必要性を強調した。

 またバラカ原発のような協力は両国のパートナーシップを強固に維持する根幹であると評価した。

 ムハンマド大統領は「今後、科学技術分野での協力増進を願う。その中でも宇宙分野と人工知能(AI)分野が有望なものとみられる」として、これまでの宇宙分野の協力事例として、UAEの地球観測衛星「ハリーファサット」の開発に韓国の技術協力があったことを挙げた。

 また「国防分野でも協力の裾野を広げたい」として「UAEに駐留している韓国軍アーク部隊の活動を高く評価し、このような種類の協力がさらに拡大することを希望する」と強調した。


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