長生炭鉱の坑道の地図(資料写真)=(聯合ニュース)
長生炭鉱の坑道の地図(資料写真)=(聯合ニュース)
【ソウル聯合ニュース】韓国の行政安全部は18日、日本による植民地時代に朝鮮半島出身者が強制動員された山口県宇部市の海底炭鉱、長生炭鉱で先ごろ犠牲者のものとみられる遺骨が発見されたことを受け、同部の過去史関連業務支援団長ら関係者が20日に現場を訪問すると発表した。

 長生炭鉱では1942年に水没事故が発生し183人が犠牲になった。朝鮮半島出身者が136人、日本人が47人だった。今年8月に行われた潜水調査で、当時の犠牲者のものとみられる頭蓋骨など人骨4点が見つかった。

 同部は今回の訪問を通じて長生炭鉱の坑口などを直接確認し、遺骨収集を支援できる方策を模索する予定だ。

 また、日本の市民団体と遺骨収集の支援に向けた協力策や安全な調査方法などについて意見交換を行う。

 遺骨の身元確認に向けたDNA鑑定などの基本的方向についても韓日両国間の持続的な協議を進めていく計画だ。

 同部の金敏在(キム・ミンジェ)次官は「今後、体系的な遺骨収集の協力策を設けるなど積極的に支援していく」と述べた。


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