カンボジアで死亡した韓国人大学生の死因は「外傷性ショック」…殴打の痕跡
カンボジアで死亡した韓国人大学生の死因は「外傷性ショック」…殴打の痕跡
ことし8月にカンボジアで死亡した韓国人大学生が外傷性ショックにより死亡したことがわかった。

17日キョンブク(慶北)警察庁によると、国立科学捜査研究院は大学生のAさんが「外傷性ショック」により死亡したと判断されるという解剖結果を発表した。

先月20日にカンボジア現地で韓国警察と国立科学捜査研究院などが合同解剖を行った結果、Aさんの遺体にはあざなどの殴打の痕跡があり、凶器による刺し傷や臓器摘出などの損壊の痕跡は発見されなかった。

Aさんの死亡と関連し「臓器売買」の疑惑も提起されたが、解剖の過程で遺体の損壊はないものと確認された。

組織検査で麻薬や毒劇物の成分も検出されなかった。ただ、国立科学捜査研究院は解剖報告書で「麻薬を少量投薬した場合、日数が経過すれば検出されないことがある」という趣旨の説明をした。

Aさんはことし7月17日、家族に「博覧会に行って来る」と言って出国し、8月8日にカンボジア南部カンポット州ボコール山の「ウェンチ犯罪団地」付近にあるトラックの荷台から遺体で発見された。

Aさんを殺害した容疑を持たれている中国人3人は先月10日、カンボジアで拘束起訴されたものの、主犯とされる人物はまだ検挙されていない。国家情報院はAさんを殺害した主犯が2023年に起きた「カンナム(江南)学習塾街麻薬事件」のトップであるとみている。

Aさんをカンボジアに誘引した勧誘役2人は韓国で拘束起訴された。
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