インタビューに答えるダリル・コードル海軍作戦部長(米海軍提供)=(聯合ニュース)≪転載・転用禁止≫
インタビューに答えるダリル・コードル海軍作戦部長(米海軍提供)=(聯合ニュース)≪転載・転用禁止≫
【ソウル聯合ニュース】韓国を訪問した米海軍制服組トップ、ダリル・コードル海軍作戦部長はこのほどソウルでメディアのインタビューに応じ、韓国が米国の承認を得て原子力潜水艦を建造することについて、「韓米にとって歴史的な瞬間」と述べたうえで「両国がパートナーとして共に歩むことができうれしい」と強調した。

 コードル氏は韓国の原潜が対中国抑止に使われるかどうか問われると、「自然なこと」と答えた。そのうえで同盟国と共に中国に関する共同目標を達成することに期待しているとし、「韓国も相当部分、中国に対する懸念を共有していると考えている」と述べた。

 韓国の李在明(イ・ジェミョン)大統領は先月29日の韓米首脳会談でトランプ大統領に原潜導入の必要性を説明する際、北朝鮮だけでなく中国の潜水艦の脅威についても言及した。その後、大統領室は「特定の国の潜水艦を指すものではない」と火消しに回ったが、中国は外交ルートを通じて韓国に懸念を示した。

 コードル氏は韓国が自国の艦艇をどう使おうと米国が関与したり制限したりする事案ではないと前置きしながら、「韓国が原潜を自国周辺で運用し、その環境下で米国が韓国の潜水艦と共に活動することは十分に可能だ」と語った。

 訪韓中にコードル氏は造船大手、HD現代重工業とハンファオーシャンの造船所を視察。艦艇の建造能力などを確認した。


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