倒壊した火力発電所のタワー型ボイラー(蔚山消防本部提供)=13日、蔚山(聯合ニュース)≪転載・転用禁止≫
倒壊した火力発電所のタワー型ボイラー(蔚山消防本部提供)=13日、蔚山(聯合ニュース)≪転載・転用禁止≫
【ソウル聯合ニュース】韓国の李在明(イ・ジェミョン)大統領は16日、老朽化したタワー型ボイラーの解体作業中に倒壊事故が起きた南東部・蔚山にある韓国東西発電の火力発電所で下敷きになった7人全員の死亡が確認されたことについて、SNSで謝罪した。李大統領は「胸が張り裂ける(思いだ)」としたうえで「国民の安全の最終責任者として心から申し訳なく思う」とつづった。

 李大統領は就任当初から労災事故の防止に力を尽くしてきただけに、6日に発生した同事故は痛恨の出来事となった。SNSでも「このような悲劇が再び起こってはならない。職場を死の現場にしてはならない」と強調した。

 そのうえで、事故現場でしっかりと安全対策が取られていたか、工期を短縮するため無理な作業が行われていなかったかなどを調べると表明。「徹底的な捜査を速やかに行って原因を究明するとともに、責任者の地位に関係なく厳しく処罰する」と明言した。


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