「注射を打って20分後に死亡」···薬を誤って入れた看護助手=韓国
「注射を打って20分後に死亡」···薬を誤って入れた看護助手=韓国
肝硬変の患者に誤った薬を注射して死亡させた看護助手に禁固刑の執行猶予が宣告された。

法曹界によると15日、チャンウォン(昌原)地裁は業務上過失致死の疑いで裁判にかけられた看護助士A容疑者に、禁錮8か月に執行猶予2年、社会奉仕80時間を命令した。

事件は昨年7月、キョンサンナムド(慶尚南道)トンヨン(統営)のある病院で発生した。当時、被害者は肝硬変などで入院治療中であり、A容疑者は主治医から「肝疾患の補助剤を静脈注射しなさい」という処方指示を受けた。この病棟では看護助手が調剤室で注射を直接準備する構造だった。

しかし、調剤過程で似たような大きさと色の薬品が混在しており、薬品ラベルを確認しなければならなかったにもかかわらず、A容疑者はこれをおろそかにした。その結果、肝疾患の補助剤ではなく、血圧を急激に上昇させる薬が注射器に入った。

この注射は担当看護師を通じて被害者に投与され、患者は薬の投与後20分後に急性心臓麻痺で死亡した。

裁判所はA容疑者の過失が被害者の死亡につながった点を「責任が重い」と指摘した。ただし、被害者遺族との合意、初期からの認定·反省、犯罪前歴がなかったことなどを考慮して、実刑の代わりに執行猶予を選択した。これにより、今回の判決は確定した。
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