LG電子の家電定期レンタルサービスが好調、海外市場も拡大＝韓国報道

LG電子による家電の定額レンタルサービスの累積売上高は、2025年7～9月期までに1兆8900億ウォン（約1989億7560万円）を記録した。前年同期比31％の成長となる。レンタルサービスの売上高は、家電事業を担うHS事業本部の売上高の11％を占めている。

好調は10～12月期も続くとみられ、年間売上高は2兆ウォン（約2105億7320万円）を優に超える展望だ。業界の関係者は「家電業界では通常10～12月期に、ブラックフライデーをはじめとした年末のプロモーションを行い、売上高が伸長する。LG電子の成長も続くだろう」と予測した。

同社は家電レンタルサービスを、事業の成長動力として育成している。同サービスには、高価格の家電製品の購入費用を引き下げる効果がある。同社スタッフが定期的に消耗品を変え点検するなどの、無償アフターサービスを提供する点が特徴だ。

また最近では海外へサービスを拡大。マレーシア、台湾、タイ、シンガポールでのサービスもおおむね好調だ。これを受け、8月にはシンガポールでレンタル専用店を初めて開設し、本格的にサービス提供を開始した。またタイでは製品ラインアップを拡大し、サービスの充実を図る。