保護者らは「決戦」を控えた子どもの手を握ったり頬にキスをしたりし、両親と抱き合った受験生は気を引き締めて会場に向かった。
高3の娘を見送った母親は、「試験がうまくいって必ず希望の大学や学科に行ってほしい」とエールを送った。
娘に対し努めて淡々と「試験頑張れ」と話しかけていた父親は、会場に入った子どもが見えなくなってもしばらくその場を離れることができなかった。
他の試験会場でも、受験生よりも緊張した面持ちで手を合わせて祈ったり、子どもに気付かれないようひそかに涙を拭ったりする母親の姿が目についた。
校門の前を行き来していた保護者は「末っ子なので心配で、昨日は緊張して眠れなかった」とし、「これまで子どもが苦労したことを思うと、切なくてここを離れることができなかった」と目を赤くした。
受験生に「努力した分、良い結果が出ることを願っているよ!君たちはいつも先生の誇りだ」と書かれたおやつの袋を配っていた教師は「(教え子たちが)後悔なく、うまくやることを願うだけ」と力を込めた。
校門の前では「先輩は私たちの希望」などと書かれたプラカードを持った下級生たちが、受験生におやつやカイロを手渡して声援を送った。
崔教振(チェ・ギョジン)教育部長官とソウル市教育庁のトップ、鄭根埴(チョン・グンシク)教育監もそれぞれソウル市内の高校を訪れ、受験生と握手を交わしながら激励した。
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