事故が発生した横断歩道=3日、ソウル(聯合ニュース)
事故が発生した横断歩道=3日、ソウル(聯合ニュース)
【ソウル聯合ニュース】韓国・ソウル中央地裁は5日午後、ソウル都心で日本人観光客の母娘がはねられ、母親が死亡した事故で、飲酒運転と危険運転致死傷の容疑で現場で拘束された30代の男に対する逮捕状発付の是非を判断する審査を行う。警察関係者が明らかにした。

 ソウル中央地検が同地裁に逮捕状を請求した。

 遺族は5日に来韓し、男の弁護士と面会する。遺体は4日に娘に引き渡された。男は遺体の搬送と葬儀の費用を負担する意向を示しているという。

 男は2日午後10時ごろ、泥酔状態で車を運転し、繁華街の東大門駅近くの交差点で横断歩道を渡っていた50代と30代の母娘をはねた疑いが持たれている。通報を受け現場に駆け付けた警察官が男を拘束した。男の血中アルコール濃度は免許取り消し基準(0.08%以上)を超えていた。母親は心停止の状態で病院に運ばれたが死亡し、娘は骨折するなど重傷を負った。

 母娘は2泊3日の日程で韓国を訪れ、初日に悲劇に見舞われた。


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