韓国の外貨準備高４２８８億ドル　５カ月連続で増加

【ソウル聯合ニュース】韓国銀行（中央銀行）が５日に公表した資料によると、１０月末の外貨準備高は４２８８億２０００万ドル（約６５兆８８４０億円）で、前月より６８億ドル増えた。

　韓国の外貨準備高は５月末に約５年ぶりの低水準となる４０４６億ドルまで減少したが、６月末から５カ月連続での増加となった。

　韓国銀行の関係者は、運用収益の増加や外国為替平衡基金債券（外平債：外貨資金の需給調節を目的とした債券）の新規発行を増加の理由として挙げた。

　項目別にみると、国債や社債など有価証券は３７７９億６０００万ドルで４億６０００万ドル減った。国際通貨基金（ＩＭＦ）特別引き出し権（ＳＤＲ）は１５７億１０００万ドルで７０００万ドル減少した。

　預金は２５９億４０００万ドルで７４億ドル増えた。

　金保有は４７億９０００万ドルで、２０１３年２月から変動がない。

　韓国の外貨準備高は９月末現在、世界９番目の規模。１位は中国（３兆３３８７億ドル）、２位は日本（１兆３４１３億ドル）、３位はスイス（１兆５４５億ドル）だった。