李大統領は、来年4月末までに第2回G20サミットに提出される国際金融変化への対応策を、韓国と英国、ブラジルの議長団が作成し、提案することになったと説明。その上で、「1世紀に一度あるかないかの重大課題の中で、韓国が国際舞台において中心的な役割を果たすようになったことは大きな意味がある」と述べた。韓国が新たな金融体制の変化を図る世界経済史に大きく寄与するだろうと評価した。
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李大統領はまた、国際通貨基金(IMF)総裁から、韓国のような国がIMF資金を使ってこそIMFのイメージを変えられるとして資金の使用を求められたが、韓国がIMFの資金を用いれば国が思わしくないと誤解を招きかねないため、これを拒否したと述べた。
金融サミットの結果については、「1世紀に一度あるかないかの重要な課題について合意を見い出したことは、今世紀の国際社会で最も重要なことが成し遂げられたとすべての国家が評価するだろう」と述べ、新興国の国際社会での発言権が高まり、地位も引き上げられたと評価した。今後は新エネルギー問題や気候変化への準備までも先進国と新興国がともに扱うべきだとの考えを示している。
あわせて、「世界経済の活性化に向けては保護貿易を行うべきでない」と強調、全首脳がこれに100%同調したことから、今後のそうした懸念がなくなったと伝えた。
一方、G20首脳らは15日に開かれたサミットで、金融市場に対する規制・監督を強化するとともに各国金融監督当局間の共助・強力を深めるという世界金融市場改革を目指し、青写真を描くことで合意した。また世界経済の下降を防ぐため、通貨政策や財政支出拡大などを通じた国内景気の浮揚策を進めるという原則にも同意した。
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