李在明(イ・ジェミョン)大統領は4日、来年度(1~12月)の政府予算案に関する施政方針演説を行い、「来年は人工知能(AI)時代を開き、韓国の新しい100年を準備する歴史的な出発点」とし、国会に対し予算案の早期成立に向けた超党派の協力を呼びかけた。李大統領は過去に朴正煕(パク・チョンヒ)大統領が産業化のため高速道路というインフラを整備し、金大中(キム・デジュン)大統領が情報化のため高速インターネット通信網というインフラを整備したように、これからはAI活用に向けデータを超高速で処理するためのインフラを構築しなければならないと指摘した。具体的には、総支出を2025年比8.1%増の728兆ウォン(約77兆8100億円)で編成し、世界トップ3のAI大国への飛躍のために10兆1000億ウォンを配分。特にフィジカルAIの分野で世界をリードする国になるための投資を集中的に行うと説明した。
◇韓国製原潜 20年代後半に建造開始・進水は30年代中盤以降に
韓米首脳会談を機に原子力潜水艦の燃料供給を求める韓国の要請を米国が受け入れたことを巡り、国防部の元鍾大(ウォン・ジョンデ)資源管理室長は4日の閣議で、原潜の建造で最大の難題だった燃料確保に関する協議が進展したことで、本格推進に向けた条件が整ったとし、2030年代の中盤から後半には韓国の技術で1番艦の進水が可能と報告した。また「現状、原潜に搭載する原子炉、武装システムなど原潜の建造に必要な核心技術の確保を進めており、安全性の検証を進行中」とし「従来型の潜水艦においては世界的レベルの設計・建造能力をすでに保有している」と説明した。そのうえで、「これに加え、これまでに確保した核心技術と国の能力を結集すれば、われわれの技術で原潜の建造が可能だと判断する」と述べた。
◇米国防長官 韓国の原子力潜水艦導入「積極的に支援」
米国のヘグセス国防長官は4日、韓国の原子力潜水艦導入を積極的に支援する考えを示した。ヘグセス氏はこの日、ソウルの国防部庁舎で開かれた韓米の定例安保協議(SCM)の後に安圭伯(アン・ギュベク)国防部長官と共同記者会見を行い、韓国の原潜導入をトランプ米大統領が承認したとして「当然、軍当局は最善を尽くして積極的に支援する」と述べた。
◇北朝鮮・金永南氏死去で韓国統一相が弔意文 「南北対話に寄与」
韓国政府は4日、北朝鮮の金永南(キム・ヨンナム)元最高人民会議常任委員長が死去したことを受け、鄭東泳(チョン・ドンヨン)統一部長官名義の弔意文を発表した。鄭氏は「金永南元最高人民会議常任委員長の訃報に接し、哀悼の意を表する」とした上で、金永南氏が2018年に韓国・平昌で開かれた冬季五輪の際に北朝鮮代表団を率いて訪韓し、南北対話の道を開くのに寄与したと述べた。
Copyright 2025YONHAPNEWS. All rights reserved. 40

