「飲酒運転」により日本人親子が被害に…人口は日本の「半分」、飲酒運転事故は「6倍以上」＝韓国報道

韓国ソウルのヘファ（恵化）警察署は、泥酔状態で車を運転し日本人観光客の親子をはねたことで、母親は死亡し娘は重傷を負ったことから、運転手の30代男性Ａに対し逮捕状を申請した。

警察によると、飲酒運転と特定犯罪加重処罰法上の危険運転致死傷の容疑を受けている30代男性Ａは去る2日の午後10時ごろ、ソウルのチョンノ（鐘路）区トンデモン（東大門）駅の交差点一帯で飲酒運転をして歩道に突っ込み、横断歩道を渡っていた日本人の親子をはねた。

この事故で、母親（58歳）が心停止の状態で病院に搬送されたが死亡し、娘（38歳）は膝などを大きく負傷し病院で治療を受けている。

一方、日本メディアは今回の事故を報道する中「韓国は飲酒運転事故が多発している」と指摘した。

テレビ朝日は「事故は『眠らない街』と呼ばれている東大門の交差点で起きた」とし「夜中じゅう営業している衣類のショッピングモールや市場が立ち並んでいる場所であることから、深夜でもショッピングを楽しむことができ、日本人観光客には人気のスポットだ」と報じた。

つづけて「韓国では飲酒運転が多発しており、その数は日本の6倍である。昨年までの5年間の飲酒運転事故は7万件以上で死亡者も1000余人に達するなど、社会的にも大きな問題となっている」とし「日本に比べ韓国の人口は半分ほどだが、飲酒運転による交通事故件数は日本の6倍以上である」と伝えた。