北朝鮮の240ミリロケット砲=(朝鮮中央通信=聯合ニュース)≪転載・転用禁止≫
北朝鮮の240ミリロケット砲=(朝鮮中央通信=聯合ニュース)≪転載・転用禁止≫
【ソウル聯合ニュース】北朝鮮軍が韓国で韓中首脳会談が開かれた1日と韓米の国防相が南北軍事境界線にある板門店の共同警備区域(JSA)を訪問した3日に放射砲(多連装ロケット砲)を発射していたことが4日、明らかになった。

 韓国軍合同参謀本部によると、北朝鮮が1日午後3時ごろと3日午後4時ごろ、朝鮮半島西側の黄海上に向けてそれぞれ約10発のロケット砲を発射したことを確認した。軍当局は韓国首都圏を標的とする240ミリ級の長距離ロケット砲と推定している。

 1日の発射時間は李在明(イ・ジェミョン)大統領が南東部・慶州で習近平国家主席を出迎える約30分前だった。3日は米国のヘグセス国防長官が在韓米軍のヘリコプター「ブラックホーク」に搭乗しJSA南方にある在韓米軍基地、キャンプ・ボニファスに到着する約30分前だ。

 国連安全保障理事会が禁じている弾道ミサイルではないが、北朝鮮がロケット砲を使った武力示威を行った可能性がある。

 合同参謀本部は「(ロケット砲の)詳細は韓米の情報当局が分析中」だとして、「軍は強固な韓米連合防衛体制の下、北朝鮮のさまざまな動向を注視しつつ、いかなる挑発にも圧倒的に対応できる能力と態勢を維持している」と強調した。


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