記者会見を行う姜勳植・大統領秘書室長=3日、ソウル(聯合ニュース)
記者会見を行う姜勳植・大統領秘書室長=3日、ソウル(聯合ニュース)
【ソウル聯合ニュース】韓国の姜勳植(カン・フンシク)大統領秘書室長は3日の記者会見で、米国との関税交渉分野の了解覚書(MOU)や投資・通商、安全保障の交渉結果を盛り込んだ「ジョイント・ファクトシート」(合同説明資料)の発表日程について「両国の意見の相違は大きくない」として、今週中にも発表できるとの見通しを示した。

 米国への現金投資の規模を2000億ドル(約30兆800億円)、年間上限200億ドルとする通商交渉の結果に関しては「満足できない」と表明。実務者らは交渉は成功だったと判断しているが、李在明(イ・ジェミョン)大統領は肯定的な返事をしなかったと明らかにした。

 姜氏は、先月29日に開かれた韓米首脳会談で李大統領が原子力潜水艦の燃料供給を要請し、トランプ米大統領が受け入れたことについては「北が原潜(の保有)を発表した時点でそれに相応する準備と対応をしなければならないと中国、米国を説得した結果」と説明した。

 中国をどのように説得したかについて問われると、外交上のやり取りであり、具体的には伝えられないとした上で、「北が原潜の保有を宣言した以上、韓国もそれに相応する戦力を持たなければならないと説明した」と述べた。


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