フィリピンに子どもを残して逃げた韓国人男性ら…顔が公開されると連絡が来始める=韓国
フィリピンに子どもを残して逃げた韓国人男性ら…顔が公開されると連絡が来始める=韓国
韓国人男性とフィリピン現地の女性との間に生まれた子ども、いわゆる「コピノ(Kopino)」を捨てて逃亡した父親らが、自身の顔が公開されると連絡を取り始めてきたという。現在、コピノは約5万人に達すると推算される。

2日市民団体「養育費を解決する人々」(旧バッドファザーズ)の活動家、ク・ボンチャン氏は自身のSNSに、「フィリピンのシングルマザーらの父親探しが報道された後、数年間にわたり連絡すら遮断していたコピノの父親らがシングルマザーらに連絡をし始めた」と伝えた。

先月27日にもク氏は、「きょうからフィリピンの『コピノママ』らに連絡が来始めた」とし、「7年前に逃亡した父親が急に連絡してきた。メディアを通じ『父親探し』の記事が出たため、顔を公開されることを恐れた『コピノパパ』らが反応し始めたようだ」と説明した。

そして、「この子どもの父親も連絡してくることを祈る」とし、コピノの父親の顔を追加で公開した。

ク氏は先月からSNSにコピノと韓国人の父親の顔を相次いで公開している。23日と25日に、「2010年に生まれた娘、2014年に生まれた息子、2018年に生まれた娘がいながら韓国に去った父親らを探している」とし、「名誉毀損(きそん)になったとしても引き下がらない」と書き込んだ。

父親らの顔を公開する理由についてク氏は、「父親を探すためにはパスポート番号や韓国の携帯電話の番号が必要だが、同居する時にはこれを意図的に隠す」とし、「そのため顔を公開するのが『最後の方法』」と強調した。

この過程でク氏は居住地を「ピョンヤン(平壌)」と偽った父親のケースもあったと伝えた。この男性はフィリピンで語学研修中に現地の女性との間に子どもをつくり逃亡したが、自身の居住地を北朝鮮の平壌と伝えたという。

ただ、「私生活の侵害であり事実摘示の名誉毀損ではないか」という脅迫性メッセージを受け取ることもあったというク氏は、「弁護士に問い合わせた結果、事実摘示の名誉毀損は判事の判断により有罪になることも無罪になることもある」とし、進退両難の状況だと話した。

これに先立ち、ク氏は2018年から「バッドファザーズ」を運営し、養育費を支給しない父母の身元を公開し社会的な物議を醸した人物だ。ク氏は情報通信網法上の名誉毀損の容疑で起訴されたものの、昨年1月に罰金100万ウォン(約10万円)の宣告猶予判決が確定した。
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