国・地域別では日本向けが1億8975万ドルで最多だった。次いで米国(1億8325万ドル)、中国(8920万ドル)、タイ(8298万ドル)の順で多かった。前年同期比の増加率が大きかったのは中国向けで41.4%増加した。日本が18.4%、米国が14.2%それぞれ増加した。
海洋水産部の関係者はノリの輸出好調について、米動画配信大手ネットフリックスの人気アニメ映画「KPOPガールズ!デーモン・ハンターズ」などが世界的にヒットし、劇中に登場するキンパ(のり巻き)などノリを使った料理への関心が高まったことを挙げた。
海洋水産部は2027年までにノリの年間輸出額10億ドルを達成するとの目標を掲げる。昨年は9億9700万ドルで、10億ドルまであと一歩だった。同部関係者は今年の見通しについて「関税引き上げの影響で現地での価格が上昇し、消費が減少すると予想されるものの、10億ドルは余裕で達成できるだろう」と見込む。
海洋水産部は輸出の順調な伸びを受け、韓牛(韓国在来種の牛)のようなノリのブランド化を目指し、名称や輸出規格などについて国際標準化を進めている。世界市場では日本語の「ノリ」や英語の「Seaweed」の名称が使われているが、韓国語の「GIM」として標準化し、韓国産ノリを世界的に認められたブランドに育てる戦略だ。
同部は今年8月、国際的な食品規格(コーデックス)委員会にノリの標準化に関する提案書を提出した。今月中に審議が行われ、韓国が主導するノリの国際標準化の作業が始まるか決定が出される見通しだ。決定すれば6~7年かけて韓国産ノリの成分の安定性などを証明し、名称などを標準化する実質的な作業を進める方針だ。
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