マレーシアで開かれた東南アジア諸国連合(ASEAN)拡大国防相会議で握手を交わす韓国の安圭伯国防部長官(左)と米国のヘグセス国防長官(国防部長官)=1日、クアラルンプール(聯合ニュース)
マレーシアで開かれた東南アジア諸国連合(ASEAN)拡大国防相会議で握手を交わす韓国の安圭伯国防部長官(左)と米国のヘグセス国防長官(国防部長官)=1日、クアラルンプール(聯合ニュース)
【ソウル聯合ニュース】韓国の安圭伯(アン・ギュベク)国防部長官と米国のヘグセス国防長官が3日、韓国と北朝鮮の軍事境界線にある板門店の共同警備区域(JSA)を共に訪問する。

 韓米の国防トップがJSAを訪れるのは2017年10月以来、約8年ぶりとなる。

 ヘグセス氏は韓米の定例安保協議(SCM)に出席するため、3~4日の日程で韓国を訪問する。最初の日程にJSA訪問を組んだ。SCMは4日に開かれる。

 安氏とヘグセス氏が発信する対北朝鮮メッセージも注目される。韓国の李在明(イ・ジェミョン)政権の対北朝鮮政策やトランプ米大統領が北朝鮮の金正恩(キム・ジョンウン)国務委員長(朝鮮労働党総書記)との会談に意欲を示していることを考慮すれば、警告のメッセージではなく、平和のメッセージを発する可能性があるとの見方が出ている。

 ヘグセス氏はソウル南方・平沢の米軍基地キャンプ・ハンフリーも視察する予定だ。

 SCMは韓国と米国の主な軍事政策を協議・調整する国防分野の最高協議会で、10月29日に開催された韓米首脳会談で取り上げられた韓国の原子力潜水艦建造のほか、米軍主導の韓米連合軍が持つ有事作戦統制権の韓国への移管、在韓米軍の駐留経費負担などが議題になる見通しだ。


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