韓国軍の軍事偵察衛星5号機が2日午後2時9分(現地時間2日午前1時9分)、米ケープカナベラル宇宙軍基地からスペースXのロケット「ファルコン9」で打ち上げられた(スペースX提供)=(聯合ニュース)≪転載・転用禁止≫
韓国軍の軍事偵察衛星5号機が2日午後2時9分(現地時間2日午前1時9分)、米ケープカナベラル宇宙軍基地からスペースXのロケット「ファルコン9」で打ち上げられた(スペースX提供)=(聯合ニュース)≪転載・転用禁止≫
【ソウル聯合ニュース】韓国軍の軍事偵察衛星5号機が2日午後2時9分(現地時間2日午前1時9分)、米フロリダ州のケープカナベラル宇宙軍基地からスペースXのロケット「ファルコン9」で打ち上げられ、軌道に投入された後、地上局との交信に成功した。

 2段式ロケットのファルコン9は、発射から2分18秒後に1段目のロケットが、その23秒後にフェアリング(衛星のカバー部品)が分離された。

 衛星は打ち上げから約14分後にロケットと完全に分離され、軌道に投入され、午後3時9分に地上局と交信に成功した。

 韓国軍は朝鮮半島と周辺地域の映像情報を収集するため5基の軍事偵察衛星を導入する「425事業」を推進している。

 軍事偵察衛星1号機は2023年12月に、2号機と3号機は昨年4月と12月にそれぞれ打ち上げられ戦力化が完了した。4号機は今年4月に打ち上げられ戦力化が進められている。5号機は今後、数カ月間の運用試験評価などを経て任務を遂行する予定だ。

 国防部は5号機について、1~4号機とともに24時間、全天候で朝鮮半島全域を監視し、偵察できる独自の能力を構築することになると説明した。


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