韓国南東部・慶州で会談した李大統領(右)とトランプ大統領=29日、慶州(聯合ニュース)
韓国南東部・慶州で会談した李大統領(右)とトランプ大統領=29日、慶州(聯合ニュース)
【慶州聯合ニュース】韓国の李在明(イ・ジェミョン)大統領は30日、自身のX(旧ツイッター)に、前日に妥結した米国との関税交渉について、「非常に素晴らしく、美しい交渉だった」と投稿した。

 トランプ米大統領との首脳会談に関しては、「両国の信頼と協力を一層強固にし、未来志向の韓米同盟発展の新たな転機をつくる黄金のような時間だった」と評価。「トランプ大統領に心より感謝の気持ちを伝えたい」として、「長く続いてきた友情と協力の中で韓米同盟の真の価値を改めて確認できた」と強調した。

 また、「両国関係を未来型の包括的戦略同盟に深化させていくことで一致し、韓米同盟の現代化に向けた努力を強化することにした」と説明。そのうえで、「トランプ大統領は韓国の原子力潜水艦の建造計画を強く支持した」とし、「自主的な国防力の増進を通じ、同盟をより互恵的に発展させることができる」と評した。

 関税交渉の妥結により、両国の先端技術開発や大規模な投資など未来産業分野を中心とする協力も拡大すると見込んだ。

 韓米原子力協定の改定を巡っては、「ウラン濃縮や使用済み核燃料の再処理にも実質的な進展を成し遂げ、エネルギー安全保障強化に向けた努力も続けていく」とした。

 トランプ大統領が北朝鮮の金正恩(キム・ジョンウン)国務委員長(朝鮮労働党総書記)との会談に意欲を示していることにも言及し、「何よりトランプ大統領の米朝首脳会談の提案は朝鮮半島に平和の波を起こす希望のシグナルだと思う」として、「(私とトランプ大統領は)『ピースメーカー』であり『ペースメーカー』として朝鮮半島の平和と安定のための外交努力を続けていく」と表明した。


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